ゲイだと思われてしまう美容師の悩みとは一体?
美容師の佑樹くんは、ある悩みを抱えていました。それは「女性にモテない!」ということでした。細身の体に中性的なルックス。最新ヘアスタイル。裏原系のお洒落なファッション。彼にモテない要素なんて見つかりません。しかも、女性に人気の美容師という職業。もうパーフェクトといってもいいでしょう。しかし、彼曰く「モテない」のです。矛盾しているようですが、彼女はいないのに、女友達はめちゃくちゃいるんだそうです。一緒にご飯に行く女友達も大量にいます。しかし、そこから異性への関係へ発展することはないのです。「なんでだろうな」自分がモテない理由を考えて悩んでいたある日。その答えは突然やってきます。ある女友達とランチに行ったときでした。その女友達は彼氏と別れそうなの、という相談を佑樹くんに打ち明けていたのでした。「まぁ、それだけ溝があったら厳しいだろうな。イチかバチかで大きな作戦を敢行しないとヨリは戻らないかもなぁ」なんて真面目にアドバイスをする彼。「まぁ、そうだよねぇ。ふつうにごめんなさい、とかじゃダメっぽいよねぇ」彼女のほうも納得しています。そんなときでした。「ところでさ、佑樹って今は好きな男の子っているわけ?」「えっとねぇ、って、え!?」佑樹くんは驚きました。確かに「男の子」と聞こえたからでした。「あ、ごめんね。公にしないほうがいいよね。ごめん」彼女のほうは変なフォローをしてきます。「あのさ、俺、ゲイじゃないから……」この台詞に彼女のほうが驚きます。「え、嘘。皆、佑樹はそうだって」「確かに体は細いし。でも、それは判断が早すぎるだろ?」「いや、あのね、佑樹がIKKOさんの本を持ってたって聞いたからさ。てっきり」佑樹くんにも思い当たる節がありました。確かに彼の鞄の中にオネエタレントのIKKOさんの本を忍ばせていた時期がありました。「あれはさ、先輩だったからさ。ゲイのって意味じゃないぞ?」「あ、なんだぁ」今、佑樹くんは目の前の彼女と交際しているそうです。